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「世界一安全な都市」は東京、3位に大阪。英紙エコノミストが発表

英紙「エコノミスト」が発表している世界各国の都市の安全性ランキングで、東京が1位に輝いた。2位はシンガポールで、3位には大阪が入った

このランキングと報告書は、NECの協賛の下、エコノミストの企業事業部門が作成している。2015年から2年おきに発表し、15年と17年に続いて東京が1位となった。

今回は世界60都市を対象に、サイバーセキュリティ、医療・健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性の4カテゴリーを調査、分析している。

東京は「サイバーセキュリティ」が1位、「医療、健康環境」が2位、「インフラの安全性」4位、「個人の安全性」4位だった。

各項目の調査は次の通り。

サイバーセキュリティは、住民がプライバシー侵害やなりすまし詐欺の不安を感じることなく、インターネットなどを利用できる環境にあるかを評価している。 「サイバー脅威への住民の意識」や「サイバーセキュリティ専門チームの有無」、「パソコンのウィルス感染率」などを基に指数を算出した。

医療・健康環境は、環境政策やヘルスケアサービスへのアクセス・質といった観点から評価した。「環境政策」「質の高いヘルスケアサービスへのアクセス」「大気や水の質」「平均寿命」「乳幼児死亡率」などを指標としている。

インフラの安全性は、「交通機関の安全対策」や「交通事故での死者数」「インフラに対するテロ攻撃の発生件数」を基に、インフラの物理的な環境や、災害・テロ攻撃に対する脆弱性を評価した。

個人の安全性では、犯罪などの人為的脅威と自然災害の発生リスクを評価。犯罪の発生率や防犯対策、災害監視体制などを指標とした。

総合ランキングトップ10は以下の通り。

1:東京 92.0

2:シンガポール 91.5

3:大阪 90.9

4:アムステルダム 88.0

5:シドニー 87.9

6:トロント 87.8

7:ワシントンDC 87.6

8:コペンハーゲン 87.4

8:ソウル 87.4

10:メルボルン 87.3

熱中症対策のハンディーファンに注意

帰宅ラッシュで混雑する駅のホームで、女性ふたりの会話が飛び込んできた。女性の手には、今年の売れ筋商品、持ち歩きタイプのミニ扇風機(ハンディーファン)が握られていた。

 猛暑となったこの夏。女性誌は、ミニ扇風機を付録につけて売り上げ増を狙い、街中では、首にかけるハンズフリー型のミニ扇風機もよく見かけた。

 だがこの便利そうなアイテム、注意が必要そうだ。

「暑い屋外で、扇風機だけを使っていると、逆に熱中症を招く危険もあります」

 そう警告するのは、江東病院(東京都江東区)の三浦邦久副院長だ。ミニ扇風機がはやりだした昨夏から、「扇風機で風をあてていたのに、倒れた」と口にする患者が出始めたという。

 なぜなのか。

「汗は蒸発するときに、体から熱を奪い、体温を下げる役目をします。だが、高い外気温のなかで扇風機だけを使うと、熱を奪う前に汗だけが乾き、体温は上がったままになる。脱水症状を引き起こし、重症化すれば命の危険もあります」(三浦副院長)

 ミニ扇風機を首あたりに向けるおなじみの光景も、暑さによっては、実は危ない行為だという。

 三浦副院長はこう指摘する。

「35度を超える気温のなかで、扇風機の風を首にあてるのは、ドライヤーの熱風をあてるようなものです。首には頸動脈(けいどうみゃく)という太い血管がある。熱い血液が首から脳、体中にめぐってしまうわけです」

 ミニ扇風機のショッピングサイトでは、ベビーカーにミニ扇風機を取りつけた写真が掲載されているが、これも避けたい行為だ。

 日光を遮ろうと、ベビーカーに日よけをかぶせて扇風機を使用するのは、マフラーを巻いて温風をあてているのと同じことだという。

 冒頭の女性は、扇風機の風を、「涼しい」と話していたが、その日は35度を超える猛暑。それは「涼しいと錯覚しているだけ」(同)。

 では、ミニ扇風機を屋外で使うには、どうしたらいいのか。

 水を霧状に噴射するスプレーボトルやぬれタオルを一緒に使うことが重要だという。ぬらした肌から水分が熱を奪って蒸発してくれるからだ。液体を噴射するタイプの化粧水の空き瓶に、水を入れて持ち歩くのもおススメだ。

 熱中症を防ぐためには、気温や湿度、地面の照り返しを考慮した「暑さ指数」を知ることも大事だという。

「計測できる熱中症指数モニターは数千円で購入できます。ぜひ、持ち歩く習慣をつけてください」(

あなたの番です19話303号室の謎

田中圭が主演を務めるドラマ『あなたの番です ‐反撃編‐』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の第19話が、9月1日に放送される。

本作は、4月から9月にかけて日本テレビでは25年ぶりとなる2クール連続で放送される大型ミステリー。都内のマンションに妻・手塚菜奈(原田知世)と引っ越してきた手塚翔太(田中圭)。幸せいっぱいの生活から一転、住民たちの“殺人ゲーム”に巻き込まれていく。そして、最愛の菜奈が何者かに殺された翔太は、AIの研究をしている大学院生・二階堂忍(横浜流星)と協力しながら犯人を追い詰めていく。

第18話までに、事件の真相を語った黒島のストーカー・内山達生(大内田悠平)の動画について、ある違和感を持った二階堂は、尾野の部屋に入り、写真を撮影。その写真を翔太に見せ、動画が撮られた場所が尾野幹葉(奈緒)の部屋の可能性が高いと見解を語った。また、南雅和(田中哲司)から提供してもらった資料を元にAIに分析させていると、黒島が犯人の可能性89%と表示される。

<第19話あらすじ>
二階堂(横浜)の作ったAIの分析で、黒島(西野)が犯人の可能性が高いという結果が出る。翔太(田中圭)が黒島には犯人の条件が揃っていると主張すると、二階堂は黒島をかばう。翔太と二階堂は、険悪な雰囲気に。

翔太たちは水城(皆川猿時)から、田宮(生瀬勝久)が人を殺したと自首してきたことを知らされる。田宮は水城の取調べで、自分が犯した殺人の詳細を語り始める。

翔太と二階堂は、尾野(奈緒)に話を聞くために301号室を訪ねる。しかし、尾野は不在だった。その時、303号室から蓬田(前原滉)が叫びながら飛び出してくる。翔太と二階堂は、303号室の中へ。部屋の中には、血まみれのある物が――!

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まもなく、尾野が帰宅。翔太と二階堂は、尾野から話を聞くことに。翔太が内山(大内田)との関係を問い詰めるが、ハッキリ答えない尾野。さらに彼女は「交換殺人ゲームには参加していない」と言い出す。


罪を隠し続けてきた藤井(片桐仁)と桜木(筧美和子)、そして階段から突き落とされた久住(袴田吉彦)の運命は!? そして、パズルの裏からは、犯人を絞り込むある手がかりが。翔太・二階堂・南(田中哲司)は、犯人をおびき出すある作戦を決行する。そこに現れるのは、一体誰なのか?

坂口杏里、謎インスタ翌日の逮捕劇 「あの投稿か」と話題

 報道によると、坂口容疑者は同日11時半ごろ、元交際相手の男性の自宅マンションに侵入したとの容疑で逮捕されたという。これを受け、ネット上では「あの投稿のことか!」と話題になっている。

■「逮捕されたのこれじゃん」

 坂口容疑者は逮捕前日の27日、

  「元カレにタクシー代返してと言って部屋の前まで行ったらドアに指を挟まれました。私が悪いと言われたのですがタクシー代返して頂くことは何も悪くないので、とりあえず痛かったのと血まみれにされてしまいました。あと腫れが凄まじいです」

とのメッセージを添えて、負傷した左手の写真をインスタグラムにアップ(現在は削除)。写真を見ると、左手の中指と薬指に血が流れ、ぷっくりと膨れ上がるように傷口から出血している部分もあることが分かる。ただならぬ写真を見たファンからは「大丈夫ですか?」、「早く病院へ」と怪我の具合を心配するコメントが相次いでいた。

 その翌日に流れた坂口容疑者の逮捕の一報。このため、ネット上では坂口容疑者についての投稿が続々と上がる事態となっている。あるツイッターアカウントは、「逮捕されたのこれじゃん」と、27日の投稿と28日の状況が類似していることから同一の案件ではないかとのツイートを行った一方、ネット掲示板では「追い返されてドアに挟んだとか言ってたやつ」と、写真に添えられたメッセージを思い出したとする指摘も上がっている。

「天国でおかあちゃん泣いたはるで」
 そのほか、多く上がっているのが、坂口容疑者の母親である、故坂口良子さんの名前を出しつつ、「ストーカーみたいになったはるんやろか。天国でおかあちゃん泣いたはるで、ほんまに」と、坂口容疑者の親不孝ぶりを嘆く声だ。また、「坂口杏里逮捕、これは小峠もまたコメントに困ってしまう」と、かつての交際相手である「ばいきんぐ」の小峠英二さん(43)に言及する向きもある。

 なお、今日の逮捕については、ほかのメディアも報道。また、「ひるおび!」報道によると、坂口容疑者は2017年に同じ男性とのトラブルで逮捕されていたとも報道された。確かに、坂口さんについては同年4月に逮捕されたとの報道が出ており、これとの関連も気になるところだ。

『全裸監督』黒木香役で圧倒的存在感!

 「ナイスですね!」といった印象的な言葉とともに、アダルトビデオ業界の黎明期を席巻した村西とおる。その独特な喋りのテクニックとオン/オフのスイッチ、さらに白ブリーフ一丁の姿でカメラを構えるインパクト大の姿まで完璧に我が物として掌握する、山田孝之という俳優の姿をまざまざと見せつけられたNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』。そんな山田の芝居に引っ張られるかのように、玉山鉄二満島真之介といった共演陣が揃いも揃って泥臭く画面の中で蠢きあう中、紛れもなく異質な存在感を放っていたのが、実在した伝説的女優・黒木香を演じた森田望智だ

森田が演じる黒木香がテレビの討論番組に出演し、饒舌に持論を展開していくシーンから幕を開ける本作。実際に彼女が物語に関与してくるのは第2話からで、まだ女学生だった彼女ーーこの時点では「黒木香」ではなく「佐原恵美」という名前だーーが、友人と歩いていると、神社の境内でビニ本の修正を消そうと躍起になる少年たちを見つけるというくだりがはじまりとなる。その後彼女は大学に進学し美術を専攻。厳格で保守的な母親への不信感を抱えながら次第に性に目覚め、ふとしたきっかけで村西の存在を知り、第5話で自ら事務所に訪ねてきて「出演したいんです。アダルトビデオに」と申し出るのである。

 いわば彼女が本作で務めている役割は、村西とおるという男が(良くも悪くも)覚醒するきっかけとなったミューズといったところだ。村西がうだつの上がらない営業マン時代に巧みなトーク術を身につけて成長していった過程を反復するように、彼女も独特の言い回しを獲得して時代の寵児としてメディアに多く取り上げられていく。一見すると、彼女も村西という第三者の手で開花したかのように映るが決してそうではない。彼女に「黒木香」という新たな名前を与えた村西は単なるきっかけなり踏み台に過ぎず、彼女は自分自身で「佐原恵美」という人間を開花させて「黒木香」というもうひとりの姿を勝ち取るのだ。

 この森田望智という女優を、本作を観る前から知っていたという人は果たしてどれくらいいるのだろうか。恥ずかしながら筆者自身も、名前を見かけた記憶があるだけで具体的に他の出演作と結びつけることはできなかった。改めて彼女のフィルモグラフィにある作品をいくつか観直してみると、例えば『一週間フレンズ。』では主人公たちの同級生役として序盤のクラス発表のシーンや中盤の教室のシーンであったり、はたまた『リュウグウノツカイ』では集団妊娠計画を企てる10人の女子高生のひとりとして、まちがいなく森田望智という女優はそこにいるのだが、絶妙に作品に染まって他のキャストを引き立てる役割を担っているに留まっていた。目立つ役柄といえば、土屋太鳳と一緒に「ちちんぶいぶい」と歌って踊りながら秩父に旅するCMぐらいではないだろうか。

 そう考えると、本作での彼女の演技は突然変異なのだろうかとさえ思えてしまう。それかむしろ、大役を射止めたから必然的に輝いて見えるのか、とも。しかしインタビュー記事などを拝見すると、決してそうではないと感じてしまう。黒木香という女優を演じるためにトレードマークである脇毛を作ってオーディションに臨んだり、役を射止めてからも独特な喋り方を習得するためのリサーチを重ねたり、黒木が執筆した書籍などの資料を読んでその考え方を学んだりと、決して突発的な憑依演技が自然発生したのではなく、彼女自身が女優として蓄積してきたメソッドが、どっぷりと役柄にのめり込むような形で具現化したということが見て取れる。

 無論、この役を他の女優がここまで演じきることができたかといえば、いくら武正晴河合勇人内田英治といった監督たちの安定した演出力があったといえども、そうは思えない。上品さを携えた佇まいから、一瞬でスイッチが入って豹変する姿。堂々としたその雰囲気はエロティックなようでいて、狂気じみた迫力と哀しみの両面を帯びている。単なる“体当たり演技”などという持て囃しの言葉では形容しきれない圧倒的な引力によって、山田孝之の独壇場になりかねない作品を丸ごと彼女の色に染めていく。これはもう、彼女が持ち得ていたポテンシャルが本作との出会いで花開いたとしか言いようがない。その点でも、劇中で彼女が演じた役柄と完全に同化しているようだ。

 彼女が本作をきっかけに出演作が急増するような大ブレイクを果たすか否か、それはNetflixオリジナルの国内テレビドラマ作品で注目を浴びた若手俳優という前例がまだ少ないため何とも言えないところではあるが、その可能性は間違いなく高い。すでに現在テレビ東京系で放送中のドラマ『Iターン』でもメインキャストの一角として出演しており、着実に民放ドラマなどでもその存在感を発揮しはじめているのだ。ひとつ期待を込めるのであれば、本作でのあまりにも鮮烈なイメージを覆すような、まったく異なるタイプの演技を『全裸監督』のシーズン2までに観せてもらいたいといったところだろうか。

18話直前考察「あなたの番です」石崎洋子と尾野幹葉が果たす役割は? 最終話ラストシーンを大胆推理

“内山が手をくだしたのがほぼ確実なのは、甲野貴文、神谷将人、黒島沙和の3件しかない。しかも、その3件は、「口角上げ」ではないのだ。”

 神谷将人(浅香航大)は「口角上げ」だった。間違えた。ごめんなさい。

 内山が「口角上げ殺人」の犯人ではないというアイデアを軸に考えていたので、うっかり書いてしまった。

 (コメント欄の指摘や大胆な予想、推理合戦、読んでいます。黒島沙和が穂香というのも年齢的に無理がありましたね。ありがとうございます)

石崎洋子と尾野幹葉は何を見るのか?
 こういった「自分の考えに固執するために見る目がくもってしまう」という現象は、本作「あなたの番です」のテーマのひとつだろう。

 交換殺人が起きているに違いないと錯覚して、人を殺してしまう。

 恐怖のために、誰でも彼でも犯人扱いしてしまう。

 人のミスや気に食わない言動に声を荒げて非難してしまう。

 といったことが、この事件を混乱させている。

 だからこそ、石崎洋子(三倉佳奈:104号室)は、ここから先、何かトンデモナイことを引き起こすだろう。尾野幹葉(奈緒:301号室)の思い込みは暴走してトンデモナイことになるだろう。

 こういったことが、住民同士で増幅され「マンション内の同調圧力」になり、多くの人を間違った判断に陥れ、見えもしない真相を見てしまう。

 同じ罠に陥ってミスってしまった。

事件の鍵は?
 この連載「あなたの番です各話レビュー」は、第1話から考察を行っている。

 検索「あなたの番です 考察」で影響力のあるニュースを調べると、この連載がずらずらと出てくるそうだ。ありがたい。

 そして、第2話直後考察で、この事件のカギは「マンション内の同調圧力」であると推理し、ずっとその線で考察している。

床島の死は何だったのか?
 だから、床島比呂志(竹中直人:元管理人)の死は、殺人でもなく、自殺でもなく、事故死だ、と。

 “誰かが仕組んだという展開にするよりも「事故死で犯人などいなかったのに、マンション内の同調圧力のせいで連続殺人が巻き起こる」という皮肉な展開になるべきなのだ。”

 床島が、アンテナを修理しようと屋上にあがって、すべり落ちてしまいアンテナの線にからまって宙吊りになっていただけなのではないか、という推理だ。

誰によって語られるのか?
 実は、この推理、ひとつ大きな欠点があった。

 床島比呂志(竹中直人:管理人)の死が、単なる事故死だとすると、それはどうやって判明するのか。

 もはや、床島の死からこれだけの日数がたつと、警察の現場検証などで事故死を確定する物的証拠が出てくるとは思えない。

 事故死を見ていた者がいたとも思えない。床島本人は死んでいる。

 床島が事故死であれば、誰もそのことを語る人物がいないのだ。

 正直なところ、ドラマ展開的には致命的な欠点であり、この推理は間違っているのかもとも思っていた。

5年前の高知の事件の語られ方
 だが、17話のあるシーンを見て、「あ、こういう展開ならありえる」と気づいた。

 南雅和(田中哲司:502号室)が、高知でのことを回想するシーンだ。ヘルメットをかぶった田宮淳一郎(生瀬勝久:103号室)らしき男が、高知で南と穂香(南の娘?)と出会っている。5年前に高知で少女殺害事件が起こっていることが、ここになって明らかになる。

 これだけ重要なシーンを、誰かの推理で問い詰めて語るわけでもなく、本人が思い出したことで映像として観せてしまった。

 そして、思い出した南は、包丁で脅して「あんた人を殺したよね」と田宮に詰め寄る。

 正直なところ、これはパズル的な推理考察をさせる物語としては、ちょっと「ええ!?」という展開だ。

 探偵役の誰かが推理考察し、問い詰めて、解き明かされるのではなく、本人が思い出すだけで重要な過去のシーンが登場することになったわけだから。

 理詰めで推理して解決する物語ではないということを、「あなたの番です」は、いくつかの展開や演出や小道具で示している。

 たとえば、データを入力すると、パーセンテージで怪しい人物を見定めるAIの登場。

 後半になって登場した内山くんがいくつかの事件の犯人という展開(そもそも昔からのストーカーなら、どうしてちょくちょく出しておかなかったんだろう?)。

 多くの登場人物の行動原理が突拍子もないもので、何だって引き起こしかねない。

 これまで犯人が判明したのも、誰かが推理してつきとめたわけではない。

 そういったことを考えると、「あなたの番です」の最大の醍醐味は、理詰めの推理ではなく、「事件をきっかけに人々の奇々怪々な正体が浮き彫りになって、次は何をやらかすのか」という興味だろう。

最終話ラストシーンを予想
 というわけで、最終話のラストシーンを予想をする。

 最終話、すべての犯人が明かされる。が、黒幕や陰謀などなく、それぞれの犯罪はそれぞれの思惑が絡み合って、単独犯といってもいいようなものだったことが判明する。

 そして、第1話の最初に物語の外のストーリーテラーとして登場した竹中直人が、ラスト再登場する。

 「すべての真相が判明したように思ってるかもしれないが、誰か重要な人物のことを忘れちゃいませんか」などと語り始める。

 「そう、この事件の発端、最初に死んだあの人のことですよ」と、竹中直人が床島比呂志の死について語り出すのだ。

 「自殺? いえいえ。殺された? いえいえ」とか言って、床島の映像が出てくる。

 屋上に出てアンテナをなおす床島、ただただ足をすべらせて落ちてしまう床島、気を失って宙吊りになる床島。

玉城ティナ、圧倒的ビジュアルで地獄少女・閻魔あいを表現


 女優の玉城ティナが主演の映画『地獄少女』(11月15日公開)のキャラクタービジュアルが22日、解禁になった。怖く美しく人間離れしたような閻魔あいを、玉城が圧倒的なビジュアルで表現している。

 地獄少女は2005年にテレビアニメ化されると、テレビドラマ、ライトノベル、ゲーム、舞台など様々なメディアミックスを展開。あいがターゲットを地獄に流すときに放つ「いっぺん、死んでみる?」など、多くの名ぜりふも生まれている。あいの3人の使い魔である三藁(さんわら)は、骨女(ほねおんな)を橋本マナミ、一目連(いちもくれん)を楽駆、輪入道(わにゅうどう)を麿赤児が担当している。

 メガホンと脚本を担ったのは、『ノロイ』(05年)、『口裂け女』(07年)、『貞子VS伽椰子』(16年)など多くのホラー作品を担当してきた白石晃士監督。メインキャストのほかには、『天気の子』でヒロイン・天野陽菜の声を担った森七菜、SKE48大場美奈や藤田富など若手俳優たちが出演している。

 解禁されたビジュアルはあいと三藁の2種類。あいは漆黒の着物姿に極彩色の草花があしらわれ、帯には孔雀の羽も。美しくまがまがしい立ち姿で見事に“地獄少女”を表現し、制服姿も公開に。骨女を演じた橋本は、口裂けに片目がないゾッとするようなビジュアル。一目連と輪入道も、アニメビジュアルに近い姿になっている。

【映画あらすじ】
都市伝説の地獄少女の話題に集まる女子高生たち。そのグループになじめず浮かない表情を見せる市川美保(森)は、大好きなアーティスト・魔鬼のライブで知り合った南條遥(仁村紗和)に魅了されて、そのグループのコーラスのオーディションを受けることになったが、合格したのは遥。やがて様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼が遥をライブで行う儀式の生けにえにしようとしていることを知り、噂のサイトにアクセスする