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ゴールデンカムイのアニメ第3期の楽しみはやはりチタタプ

f:id:yasuyukihiguchi117:20190817041700j:image最近、シカやイノシシなど、野生の肉を料理するジビエ料理が流行っていますね。

このブームはまさかこの漫画から来たのでは!?と思わせるくらい。ゴールデンカムイは最先端を行くジビエ料理漫画なんです!

そのゴールデンカムイジビエ料理の金字塔が、何といっても「チタタプ」です。

アリシパさんの「チタタプ、チタタプ」からの「ヒンナヒンナ」を見て、よだれを垂らしたのは私だけではないはず!?

ではここで、ゴールデンカムイ、チタタプ料理コーナーといってみましょう!

そもそもチタタプとは、アイヌ語で「我々が(チ)刻む(タタ)もの(プ)」という意味の料理です。

たたくときは、刃物を肉の上から落とし、細かく刻みようにたたいてひき肉にします。

そこにいる全員で交代しながら、「チタタプ、チタタプ」と言って刻むのがポイントです。

チタタプは基本生で食べる物なので、新鮮な獲物しか使いません。

本物のチタタプにありつくためには、まず狩猟の力を身につけないといけない、ということですね。

チタタプのいいところは、獲物を無駄なく食べられるところです。

例えば、リスのチタタプは、小さいから骨から肉を外すのが面倒ですが、丸ごと頭から刃物でたたいてチタタプにすれば、食べづらい部分も余すことなくいただくことが出来るのです!

まさに、アイヌの知恵、ですね。

チタタプ処女だった谷垣も、上手に「チタタプ」ということが出来ましたし、土方歳三にいたっては、愛用の名刀「和泉守兼定」でチタタプしてしまうほど。

あのコミュ障の尾形でさえも、最後には小声で「チタタプ」を唱えることができました。

アシリパの力もあるのでしょうが、皆でチタタプと言いながら刻む、というルールが、この漫画の食事のシーンを豊かなものにしていますよね!

 

チタタプは、基本生で食べる物ですが、アイヌ料理に慣れていない人も食べやすくするための、ある工夫があります。

それが、オハウ(汁物)にする方法です。

つまり、肉のつみれ汁です。

聞いただけでおいしそうですね~。

アイヌは、生で食べきれないときにオハウにして食べます。

味付けはどうするかというと、山菜の中で一番肉と合い、味が倍になると言われているブクサキナニリンソウ)を入れるだけです。

その他、行者ニンニクやキノコ類を入れる場合もあります。

血も骨もすべて使ってチタタプにしているので、塩味も出汁も染み出て、それだけでおいしくなるといいます。

これに杉元は味噌を加えるなどアレンジ料理をしていましたね。