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のだめカンタービレすごい!

2001年に漫画誌「Kiss」で連載がはじまり、その後、ドラマに映画にと次々実写化され、日本中にクラシック音楽旋風を巻き起こした人気漫画『のだめカンタービレ』。個性豊かな音大生たちの音楽にかける情熱をコミカルに描いた、笑いあり涙ありのコメディー漫画だ。

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主人公はピアノ科に通う野田恵(愛称:のだめ)。天才的かつ独創的な才能にあふれるのだめは、同じ大学に通い指揮者を目指すイケメン男子・千秋真一に思いを寄せる女の子。家はゴミ屋敷のよう、「風呂は1日おき、シャンプーは5日おき」というだらしない生活。「ぷぎゃー」「ぎゃぼー」と奇声を放ち不可解な行動を起こしては、大好きな千秋に「変態」と罵られーー。

そんな破天荒キャラ・のだめに、実在するモデルがいたことはファンの間では有名な話。「その女性は一体どんな人?」「著者・二ノ宮知子先生との関係って?」「本当に汚部屋に住んでいる?」ネット上でさまざまな疑問の声が飛び交う中、その事実を突き止めるべく取材を申し込んだところ、なんと本人が応じてくれることに!

自身がモデルとなった漫画が爆発的に大ヒット。豪華キャストによるドラマ化と映画化。その様子をどんな思いで見つめていたのだろうか。今まで誰も知ることのなかった“のだめ”本人・野田恵さんに、著者・二ノ宮知子氏との出会いや当時の心境を伺った。

◆きっかけは、「ゴミ屋敷のような部屋でピアノを弾いている」一枚の写真

ーー現在はどんなお仕事をされていらっしゃるのでしょうか。

音楽大学卒業後、福岡県大川市でピアノ講師をしています。

ーー著者・二ノ宮知子氏との出会いは?

高校生の頃から先生の漫画が大好きで、先生の公式HPを通じて、ファン同士の交流があったんです。ある日、みんなが家に遊びに来ることになったんですが、あまりの部屋の汚さに「のだめの部屋って……」と驚いた友人が、写真を撮って帰ったんですよ(笑)。後日、その友人が写真を先生に見せたのがきっかけだったと思います。

ーーその後、どのような経緯で『のだめカンタービレ』が誕生したのでしょうか。

その写真を見た先生が、私たちファンを自宅に招いてくださり、確かお酒を飲みながら、そんな話(漫画のモデルになる)になったような気がします。ずっと先生のファンだった私はとにかく緊張していて。ほとんど上の空状態で、正直あまりよく憶えていません (笑)。

後から聞いた話だと、その時の私はというと、靴に穴があいている、手袋も片方しかしていない、小銭しか持たずに電車に乗り、初対面なのに帰りのタクシー代を出してもらったりと、なかなかのインパクトだったらしいのです。

ただ、先生の自宅に行くとき、迎えにきてくれたご主人のPOMさん(ミュージシャン)が、真冬なのにアロハシャツを着ていたので、お互い様だと思っています(笑)!